昔話 心理
小僧が山深くで迷子になる。
やまんばに出会い、食べられそうになるが、退治する昔話。
→解釈
小僧(幼い自我)が、山の中(無意識)深くに入り、やまんば(母型)から、自立する。
ユングによれば、退行は心的エネルギーが、自我から無意識の方向へ流れることを言う。
エネルギーが自我から無意識に、流れ出したとき、自我の用いることができるエネルギーは枯渇し、人は、退行現象(無為に陥ったり、感情に流されたり…)を示す。
ユングは、退行現象を、否定的意味だけでなく、創造的なものを育むために必要な過程であり、新たな可能性、新たな生き方であることも多いと、指摘する。
昔話の多くは、『自我の無意識への旅』退行現象と重なる。
木 イメージ 12
産業組織心理学
認知行動心理学
エリスのABC理論
A:出来事がある。
C:感情や情動がある。
例えば、上司に怒られたというAがあり、落ち込むというCがある。
あたかも、Aにより、Cが起こっているように考えがちである。怒られたから、落ち込んでいる…と。
でも、上司に怒られた人が全員落ち込むかというと、そうでもない。
C:『あの上司はわかってない』と怒る人もいれば、『自分のために怒ってくれてるんだ』と嬉しくなる人もいるかもしれない。
何が違うのか。
B:ビリーフ。信念
Aの状況を、Bどう考えるか。
『自分はダメなんだ』→C落ち込む
『上司はわかってない』→C逆切れ
『自分のためになる』→C感謝
捉え方で、Cは変わってくる。
生きにくい人は、Bをより生きやすいものに変えていけば良いというのが、ABC理論。
どうすれば良いかは、
ABCDE理論に、なります。
D:自分の生きにくい信念Bを見つけ、
論破する。
例えば、『自分はダメだ』の信念に、『自分は能力がない』Bを見つけたら、
Dで、自分に質問する。
『何の能力もないのか❓』
『人の役にたったことは全くないのか❓』
『今日は怒られたが、怒られない日はちゃんと出来てるということではないか❓』
など…
やがて、
『事務は苦手だが、商品説明は得意だ』
『早く仕事が終わり、手伝いを申し出て、感謝されることはある。』
『怒られない日は、ちゃんとできてる』
D:新たな信念の構築。
『失敗することもある。人間だもの。できる事を精一杯したなら、それで良いじやないか。』など…。
と、考えを深め、生きやすい信念を持っていく。
という技法。
※Bの生きにくい『信念』。
これを見つけるのが、自分ひとりでは中々難しい。
逆に、これを見つけたら、この技法は、大変有効だと、思います。
火 基礎 12より
図地反転
ドラマや映画、漫才などでも、
想像してなかった結末(おち)だったときに、えも言われぬ余韻が心に残る。
感動というのか……。
スカッとしたような、
でも爽快というのではない余韻。
あれは、図地反転だったのかー!
ゲシュタルト、キター(・∀・)
壺の絵だと思って見ていたら、結末に、実は2人の人が向かいあった横顔でしたって話しで、『ほんとや!なんで気づかなかったのかな』…………この瞬間がたまりません!!
これは、実生活でも、
理解が腑に落ち、
日常がいつも違う見え方をした瞬間!!
気付きと名付けてましたが、あの感覚は、図地反転が起こったのかもです。
図地反転
図地反転
良い響きですね~(〃▽〃)